総理大臣が携帯電話の料金が高いということで、値下げの指示を総務大臣に言った件で、今後どのように価格が動いていくのでしょうか?
値下げというのは非常に嬉しいわけですが、単なる値下げというだけでは、キャリア側の利益が減るだけです。
当然ながらキャリアは株主がおり、それなりに利益を確保する必要があるので、その利益確保の為にどうするか?ということが見ものです。
まずは携帯の通話料金を単純に下げるということをするとどういうことがおきるのか?というと利益が減るということは先程お伝えした通りですが、利益をそのままで通話料だけを下げるとどういうことが起きるか?
通話料を下げ利益を確保
やはり気になるのはインフラ周りでしょう。
基本的には通信品質が落ちる可能性が高いですね。
それとショップの人員削減などもそれに含まれると思います。
いわゆる出て行く経費を下げようとするわけです。
ショップといっても直接運営しているわけではありませんので、代理店へのインセンティブを減らされるわけです。
インセンティブが下がるとかなり辛いですよね・・・・
となれば、結局顧客サービスが減るわけです。
メーカーへの原価低減
メーカーはさらに価格を抑えられる可能性があります。
特に国産モデルでは利益は非常に少ないのですが、さらに利益を減らされるわけです。
XPERIAなどは日本ではそれなりに販売しておりますが、ソニー全体からすれば赤字なのです。
となれば、日本の国産メーカーはそれこそ撤退ということにもなりかねません。
縛りのプランがさらに強化
恐らく料金を下げる変わりに2年縛りから4年縛りなどになる可能性も高いと思われます。
かなり長期間縛られます。さらに途中で解約した場合には違約金などがさらに高額になる可能性もあるのです。
ただし悩ましいところが、それを行うとメーカーの機種が売れません。
4年も同じ機種を使うと不具合を起こす可能性も非常に高いのです。そのあたりを考えると実際にはどうなるか不明ですが、縛り期間を長くするということも普通に考えられますね。
本当に消費者はそれでいいの?
目先のことを考えると価格が安くなるほうがいいと思いますが、本当にそれだけでいいのでしょうか?
それこそキャリアモデルが高いと感じるのであれば、MVNOに入るなど他の手はあると思います。
そちらのほうが十分メリットがあるようにも思えますね。
初回投稿日:2015年10月14日