土管屋?といってなぜ土管?と思う人もいると思います。
携帯電話の電波を水と捉えて、水道を流しているところが土管です。
いわゆる電波を流してくれさえすればいいというのが土管屋の発想です。
現在のキャリア独自のサービスは?
日本には大手4社のキャリアがありますが、どこの会社も土管屋にはなっておりません。
かなり独自のサービスを検討している会社が非常に多いのです。
自社をより発展させる為には当然新しいサービスを出してくるということは当たり前なのかもしれませんが、土管屋に徹するということも大事なのではないでしょうか?
なぜ土管屋は大事?
土管屋が土管屋に徹することで、新しい外の風を入れるという風潮になり、経済がより発展するのではないか?という考え方です。
MVNOいわゆる格安SIMに関してはある意味土管屋に徹している部分はあります。
そして新しいサービスをその周りの会社が知恵を絞って考えるのです。
その時の土管屋の役目というのは、安定的に電波を顧客に送り続けるということです。
現在その土管屋いわゆるドコモやauなどですが、土管屋が大きく育ちすぎて新しいこをできにくくする環境を自分自身で作り上げてきたのではないでしょうか?
要するに土管の周りには機種があり、機種の周りにはサービスがあるということが当たり前になってきています。
例えばドコモを例にとってみましょう。
土管屋以外の仕事
土管はいわゆる電波塔などのことです。
その電波塔を守る仕事は監視センターだったりするわけです。
ドコモの通信監視センターに行ってきた 輻輳状態や通信機器の異常を察知
こういうところです。監視センターここまでが土管屋の仕事です。
続いてその電波を動かす道具の話に移ってくるわけですが、ここから先は別の業者でもいいのでは?と思います。
今はこれをドコモが端末の調達を行っております。自社回線で動作することの出来る回線を持つ端末を調達するのです。
この調達という仕事は非常に大変だと思います。
続いてはサービスです。このサービスというのは自社の調達した端末にそのサービスをのせるということです。
サービスをのせる為には端末供給時に自社開発したアプリなどを事前にのせる必要があるのです。
その時に顧客に選択肢はありません。
これらそれぞれを分離することにより新しいサービスが出てくると思いませんか?
さらにいえば、顧客自身が自分でサービスを選択することが出来るという新しい発想になるわけです。
今のままでは巨大になりすぎているので、ハンドリングが非常に難しいと思いますが、やはりこのハンドリングをうまく行うのは小さいところです。
土管屋はそれなりに設備がいるので大変だと思いますが、それ以外のことはいわゆる頭で考えるとなんとでもなるわけですね。
物理的な部分とサービスの部分を分離していくことが今後の課題ではないでしょうか。
初回投稿日:2015年9月20日